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BAR・エロス
第8章 2人目・・
一度通り抜けてしまえばなんてことない。
ビビッて立ち止ったことも
今ではクスッと笑えること。
BAR・エロスのあの重い扉は、
2度目からはすんなりと開けることができた。
相変わらず重いけど、気持ちはすんなりと・・
初めて訪れたあの日から2週間後の今夜、
私はまたこの店にやってきた。
一度体験したらクセになりそうなこのシステム。
こんなにも品よく男を物色できるなんて。
セックスで心の隙間を埋めたい私にとっては
救世主のようにも思える。
今夜も交渉相手になりうる男と
出会えるだろうか。それと・・
この前の男と再び、会えるだろうか・・
2つの期待を胸に、ドアを開ける・・
前回よりは少し遅い時間に行くと、
すでに4人の客がいた。
入り口から店内を眺めて気がついた。
向かって右のカウンターは女が、
左は男が座るようになっていたのだ。
・・男と女が向かい合って、それで
交渉相手を物色するわけね・・
奥のソファ席といい男女向かい合うカウンターといい、
本当に目的に副ったつくりになっている。
つくづく感心した。
忙しそうにしているバーテンが私に気がつくと、
その場で女性側のカウンターを手で指しただけ。
自由に座れ、という雰囲気をくみ取って
まだ正面には誰も座っていない位置に黙って座った。
座りにくいスツールも、2度目だとなんだか
慣れた気がする。
「いらっしゃいませ。
すみません、きちんとご案内できなくて。
また・・いらっしゃると思ってましたよ」
ビビッて立ち止ったことも
今ではクスッと笑えること。
BAR・エロスのあの重い扉は、
2度目からはすんなりと開けることができた。
相変わらず重いけど、気持ちはすんなりと・・
初めて訪れたあの日から2週間後の今夜、
私はまたこの店にやってきた。
一度体験したらクセになりそうなこのシステム。
こんなにも品よく男を物色できるなんて。
セックスで心の隙間を埋めたい私にとっては
救世主のようにも思える。
今夜も交渉相手になりうる男と
出会えるだろうか。それと・・
この前の男と再び、会えるだろうか・・
2つの期待を胸に、ドアを開ける・・
前回よりは少し遅い時間に行くと、
すでに4人の客がいた。
入り口から店内を眺めて気がついた。
向かって右のカウンターは女が、
左は男が座るようになっていたのだ。
・・男と女が向かい合って、それで
交渉相手を物色するわけね・・
奥のソファ席といい男女向かい合うカウンターといい、
本当に目的に副ったつくりになっている。
つくづく感心した。
忙しそうにしているバーテンが私に気がつくと、
その場で女性側のカウンターを手で指しただけ。
自由に座れ、という雰囲気をくみ取って
まだ正面には誰も座っていない位置に黙って座った。
座りにくいスツールも、2度目だとなんだか
慣れた気がする。
「いらっしゃいませ。
すみません、きちんとご案内できなくて。
また・・いらっしゃると思ってましたよ」