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オッサンになった愛犬と暮らす200日
第2章 誰か夢だと言って
「うッ!い、今はこれしか…」
二海が財布を逆さまにしてヌイグルミの肉球にポトポットンと落としたのは百円玉2枚だった。
「来月のお小遣いで払うんじゃダメ?」
可愛く上目遣いで言ってみたが、
『破格の価格設定ですので、ツケも分割払いも受け付けてません!』
冷たくあしらわれる。
『ただし次の予約が入っていなければ日数を延長することができます。延長ご希望の場合は期間終了10分前のお知らせ時に申し込んでください』