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知らなくってもいい性
第10章 絶望的

せめて状況を把握しないと!

両手両足はベットのそれぞれの端に鎖で繋がれてはいるけれど、余裕を持たせた感じで繋がれているから頑張れば起き上がれるかもしれない。


私から見て真下、足元の方にボス、その周りをカズキにシューヤ、マッチョな感じの男性が一人と、少し離れた位置で女の子が一人増えていた。

そうか。
脳内を操作できる能力を持つ子がいたなんて。会話的にあの女の子だろう。

甘かった...

逃げられない。力も使えない。
恐怖感ばかりが増していく。

「あぁぁっ!!」

急にあそこに何か棒の用な物が突っ込まれた。
そんなに太い棒ではないけれど、濡れていないそこは無理にこじ開けられ痛みを感じる。

思わず足を閉じたけれど、両サイドの二人に思い切りM 字開脚にされたあげく腕が伸びるぎりぎりまで身体を真下に引き寄せられた。

大事なところがよりボスに近くなり、よりはっきりと見えるような形になった。

恥ずかしいというよりはこれから何をされるのかという恐怖心でいっぱいだった。

「ただの「穴」のくせにさっきはよくも偉そうに言ってくれたよね~。」

ボスがさっき廊下で感じたような冷たいオーラをまといながら、グリグリと棒を動かす。
ぼさぼさ頭の下から見下ろす目はひどく怒りに満ちた鋭い目線を放っていた。

「うぅぅっ!…」

下からの痛みと目線に必死で耐える。
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