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LEMON DEPENDENCE
第1章 檸檬、22歳になりました。
「か、金子さんって週5勤務ですよね…私って週4勤務ですし。教育するなら多く出勤出来る人の方がいいかなって…」
これは言い逃れるには格好のネタだ。
社保をかけていない私は週5勤務は出来ないし、金子さんは28歳でこの平均年齢の高い職場では、私の次に若い。
おまけに勤続年数も一年半くらいにはなるし!!
「なんだ、そんなこと心配してくれてたの?」
「へ…」
北村店長がなんか吹っ切れた表情を浮かべて笑い出した。
そして再び私は悟る。
私は…敗北したのだ、と。
「19歳の子は扶養内で働くから、今のとこ週4勤務なのよ」
「だからね、さっきまで店長と二人でそのこのシフトを紺野さんと同じに組んでたのよ」
「そ、そうでしたか…」
うああ…北村店長も小林さんも、一枚も二枚も上手だ…。
「わ、わかりました。や、やれるだけ頑張らせてもらいます」
「うん。檸檬ちゃんなら引き受けてくれると思っとたよ」
「頑張ろうね、紺野さん!!」
「は、はい」
北村店長と小林さんは私の腕を組んで満足げな顔をしていた。
本当に、この二人には敵わない。
これは言い逃れるには格好のネタだ。
社保をかけていない私は週5勤務は出来ないし、金子さんは28歳でこの平均年齢の高い職場では、私の次に若い。
おまけに勤続年数も一年半くらいにはなるし!!
「なんだ、そんなこと心配してくれてたの?」
「へ…」
北村店長がなんか吹っ切れた表情を浮かべて笑い出した。
そして再び私は悟る。
私は…敗北したのだ、と。
「19歳の子は扶養内で働くから、今のとこ週4勤務なのよ」
「だからね、さっきまで店長と二人でそのこのシフトを紺野さんと同じに組んでたのよ」
「そ、そうでしたか…」
うああ…北村店長も小林さんも、一枚も二枚も上手だ…。
「わ、わかりました。や、やれるだけ頑張らせてもらいます」
「うん。檸檬ちゃんなら引き受けてくれると思っとたよ」
「頑張ろうね、紺野さん!!」
「は、はい」
北村店長と小林さんは私の腕を組んで満足げな顔をしていた。
本当に、この二人には敵わない。