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LEMON DEPENDENCE
第3章 仲良くなりました。
「いらっしゃいませ。御一人様ですか?」
「いえ、二名です」
まあ、仕方ないよね。
矢野くん推定180センチオーバーの背後に立ってた私が悪いよ。
「わっ…あ、失礼しました。禁煙席と喫煙席はどちらがよろしいですか?」
「禁煙」
「畏まりました。ご案内します」
矢野くんの高圧的な言い方に、おばちゃんウエイトレスさんはタジタジだった。
「檸檬はたばこ吸わねぇだろ?」
「はい」
私たちが案内されたのは一番奥の仕切りのついた4人掛け席だった。
「ご注文がお決まりになりましたら、そちらの呼び出しボタンでお知らせください」
では…っと、おばちゃんウエイトレスは満面の笑みを浮かべて厨房に戻っていった。
私はメニュー表を取ると心ここに在らずでぱらぱらとめくった。
見られてる…
なんか物凄いがっつり見られてる…
「あ、あの…矢野くん。私の顔に何かついてますか?」
「…いや、檸檬って何歳なんだろうなって観察してた」
「…あまりじろじろ見られるのは好きではないので、お答えします。22歳です」
「ふーん。24くらいかと思った」
老け顔といいたいのか?
え?老け顔だっつてんのか?
「いえ、二名です」
まあ、仕方ないよね。
矢野くん推定180センチオーバーの背後に立ってた私が悪いよ。
「わっ…あ、失礼しました。禁煙席と喫煙席はどちらがよろしいですか?」
「禁煙」
「畏まりました。ご案内します」
矢野くんの高圧的な言い方に、おばちゃんウエイトレスさんはタジタジだった。
「檸檬はたばこ吸わねぇだろ?」
「はい」
私たちが案内されたのは一番奥の仕切りのついた4人掛け席だった。
「ご注文がお決まりになりましたら、そちらの呼び出しボタンでお知らせください」
では…っと、おばちゃんウエイトレスは満面の笑みを浮かべて厨房に戻っていった。
私はメニュー表を取ると心ここに在らずでぱらぱらとめくった。
見られてる…
なんか物凄いがっつり見られてる…
「あ、あの…矢野くん。私の顔に何かついてますか?」
「…いや、檸檬って何歳なんだろうなって観察してた」
「…あまりじろじろ見られるのは好きではないので、お答えします。22歳です」
「ふーん。24くらいかと思った」
老け顔といいたいのか?
え?老け顔だっつてんのか?