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LEMON DEPENDENCE
第3章 仲良くなりました。
「…そうですか」

「あ、勘違いすんなよ。別に悪い意味じゃねーから」

「え?」

「あー腹へって限界。何食おっかな」

「……」



爆弾落としといてスルーすんな!

悪い意味じゃなかったら、どんな意味があんだよ!?


ていうか…

男の子とご飯って、案外普通かも。



「………」



何食べたいかが決まらない…

いや、正確に言えば…


好き嫌いが多すぎて、食べられるものが少なすぎる!!



「檸檬、決まったか?」

「あ…いえ、まだ。先に頼んじゃってください」

「…どれとどれで悩んでんの?」

「え…その…」

「ひょっとして腹へってないわけ?」

「あ、いえ。お腹はすいてます…決めました。」



もう悩むだけ無駄だ。

ささっと、決めてしまおう。



「この広島風お好み焼きにします」

「ドリンクバーはつけるか?」

「お願いします」



普段ならドリンクバーなんてつけない。

なんでって?

元が取れるだけジュースを飲めないからだよ。


矢野くんがボタンを押すと、先ほどのウエイトレスさんがやって来た。

流石最近の若い子。

矢野くんは手際よく注文すると、私を連行するようにドリンクバーまでひこずった。
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