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LEMON DEPENDENCE
第3章 仲良くなりました。
「てかさ…」
流星くんと目があった。
流星くんはじっと私を観察すると不敵にほほ笑み、玲助を見た。
「ふーん。玲助さん、そういう事ですか」
「……」
珍しく沈黙を守る玲助。
ごくまれにだけど働く、女の第六感が私に告げる。
―――玲助は、流星くんに何か弱みを握られたのでは、と。
「ね、檸檬ちゃん。メアド交換しよ」
「…流星」
…なんか玲助の様子がおかしい。
「玲助さん、まさか従妹の交友関係に口出しとか…そんな無粋なマネはされませんよね?」
「…と、当然だ」
うなるように答えた玲助。
なんか目が怒ってんだけど?
…いつもの玲助じゃないみたい。
「はい。送信完了今晩にでもメールするね」
「あ、はい。起きてたら返信します」
「檸檬、俺ともアド交換しろ」
…矢野くん、頼み事するならちゃんと相手の顔を見ようよ。
お兄さんにガン飛ばすんじゃなくてさ。
「はい。終わり」
「…俺もメールする。兄貴のには返信打たなくていい」
「おいおい陽生。そりゃないだろ」
矢野兄弟が火花を散らす横で、私はアドレス帳を何気なく確認した。
そして猛烈に虚しくなり、机に突っ伏した。
「おい檸檬、どうした?」
「…いや玲助、なんでもないよ。話したら馬鹿にされそうだし」
そうだ、玲助の事だ。
こんなこと知られたら絶対馬鹿にされる!!
―――アドレス帳に初めて家族・親戚以外の男の人のアドレス登録した…なんて。
もうね…
いままで私の22年間なんだったの?みたいな。
どんだけ枯れてたの?みたいな。
流星くんと目があった。
流星くんはじっと私を観察すると不敵にほほ笑み、玲助を見た。
「ふーん。玲助さん、そういう事ですか」
「……」
珍しく沈黙を守る玲助。
ごくまれにだけど働く、女の第六感が私に告げる。
―――玲助は、流星くんに何か弱みを握られたのでは、と。
「ね、檸檬ちゃん。メアド交換しよ」
「…流星」
…なんか玲助の様子がおかしい。
「玲助さん、まさか従妹の交友関係に口出しとか…そんな無粋なマネはされませんよね?」
「…と、当然だ」
うなるように答えた玲助。
なんか目が怒ってんだけど?
…いつもの玲助じゃないみたい。
「はい。送信完了今晩にでもメールするね」
「あ、はい。起きてたら返信します」
「檸檬、俺ともアド交換しろ」
…矢野くん、頼み事するならちゃんと相手の顔を見ようよ。
お兄さんにガン飛ばすんじゃなくてさ。
「はい。終わり」
「…俺もメールする。兄貴のには返信打たなくていい」
「おいおい陽生。そりゃないだろ」
矢野兄弟が火花を散らす横で、私はアドレス帳を何気なく確認した。
そして猛烈に虚しくなり、机に突っ伏した。
「おい檸檬、どうした?」
「…いや玲助、なんでもないよ。話したら馬鹿にされそうだし」
そうだ、玲助の事だ。
こんなこと知られたら絶対馬鹿にされる!!
―――アドレス帳に初めて家族・親戚以外の男の人のアドレス登録した…なんて。
もうね…
いままで私の22年間なんだったの?みたいな。
どんだけ枯れてたの?みたいな。