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LEMON DEPENDENCE
第4章 モテ期到来!?
「おはようございます」



時刻は8:25…いつもより少し早目の出勤。

鍵は開いてたけど、電気はまだついてない。



「檸檬ちゃんおはよう!今日はすごく早いね!」

「おはようございます北村店長。今日は早めに家を出たので」



あれ…なんだか北村店長。

嬉しそう?



「やっぱり檸檬ちゃんは猛獣使いの素質があるね」

「は、はい?」



確かにそんなことママにも言われたことあるけどさ…。

私って気難しい老人や、変な人、東南アジア系の外人さんとか…

あーゆータイプの人と打ち解けるのは早いんだよね…


だから猛獣使いって言う不本意な二つ名を付けられたりして…。

店長も私の事そんなふうにみてたのか!?



「昨日の新人ちゃん、もう来てるの」

「へ?矢野くんもう出勤してるんですか!?」



驚いた!!

なにもこんなに早く来ることないのに…



「もう本当に見違えちゃって。やっぱり男の子はあーでないとね」

「……?」



私は店長の話が読めなかった。

推察するに、矢野くんの印象が昨日とは違うって事なんだろうけど…



「店長、照明の掃除終わった…あ、檸檬」

「…誰!?」



バックルームから出てきた長身の少年…

まさかとは思うけど…

え?

何がどうなってんの?
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