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LEMON DEPENDENCE
第5章 故郷からの使者
「…で、話ってなんだ?」
「相変わらず連れないっすね、玲助先輩」
ここは昨日のファミレス。
俺、紺野玲助はとあるクソ生意気な野郎に呼び出されて…
今現在、そのクソ野郎と向かい合って座りガン飛ばしている。
因みにこのクソ野郎の名前は…
紹介するのは不本意だが、
―――斎藤蒼空
地黒でいけ好かないスポーツマンだ。
更に気に入らないのは…
こいつが檸檬の幼馴染だという事!!
「お前の顔なんて見たくもない」
「俺が檸檬の幼馴染だからっすか?」
「……」
「沈黙は肯定と受けとるっすよ?…玲助先輩も物好きっすよね」
「は?」
「玲助先輩くらいイケてたら女なんて困んないっすよね?それをよりによって従妹に固執するのは…物好きとしか言えないっすよ」
「…お前は俺に嫌味を言う為に、俺を呼び出したのか?」
「まあ、半分はそっすよ」
蒼空は不敵に笑い、水をぐっと飲みほした。
心なしか厨房からチラチラこっちをうかがっているおばちゃんウエイトレスが、蒼空を見て軽く黄色い悲鳴を上げた気がする。
「相変わらず連れないっすね、玲助先輩」
ここは昨日のファミレス。
俺、紺野玲助はとあるクソ生意気な野郎に呼び出されて…
今現在、そのクソ野郎と向かい合って座りガン飛ばしている。
因みにこのクソ野郎の名前は…
紹介するのは不本意だが、
―――斎藤蒼空
地黒でいけ好かないスポーツマンだ。
更に気に入らないのは…
こいつが檸檬の幼馴染だという事!!
「お前の顔なんて見たくもない」
「俺が檸檬の幼馴染だからっすか?」
「……」
「沈黙は肯定と受けとるっすよ?…玲助先輩も物好きっすよね」
「は?」
「玲助先輩くらいイケてたら女なんて困んないっすよね?それをよりによって従妹に固執するのは…物好きとしか言えないっすよ」
「…お前は俺に嫌味を言う為に、俺を呼び出したのか?」
「まあ、半分はそっすよ」
蒼空は不敵に笑い、水をぐっと飲みほした。
心なしか厨房からチラチラこっちをうかがっているおばちゃんウエイトレスが、蒼空を見て軽く黄色い悲鳴を上げた気がする。