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LEMON DEPENDENCE
第1章 檸檬、22歳になりました。
「おはようございます」
今朝もいつも通り早めに出勤した。
自分で言うのもアレだけど、私ってちょっと被害妄想癖なところがあるから…
―――私のいないところで、みんなが私の陰口言ってたらどうしよう。
とか、ちょいちょい思ったりします。
だから皆を見張るって言ったら聞こえは悪いけど…
まあ、そんな感じで早めに来るわけです。
「おはよ紺野さん」
「檸檬ちゃんおはよう」
「小林さん、北村店長。おはようございます」
相変わらずこの二人は早いんだよね。
他の先輩に聞いた話、小林さんと北村店長は40年来の幼馴染で主婦友らしい。
職場でもいつも額を寄せ合って話してるし。
まあ、大概は怪しい客の話なんだけど…
たまに働かないパート金子さんの悪口を言ってたりするので、要注意!!
とばっちりとか嫌だしね…。
「檸檬ちゃん、うちに来てどれくらい経つっけ?」
「え…ああ、そうですね…二年くらいです。」
厳密に言えばまだ二年じゃない。
ここには20歳の誕生日が少し過ぎてから来たし…。
「紺野さんももうベテランだね」
「そ、そんなことないです…」
快活に笑う小林さん。
なんだろう…なんかすんごい嫌な予感しかしないんだけど…。
今朝もいつも通り早めに出勤した。
自分で言うのもアレだけど、私ってちょっと被害妄想癖なところがあるから…
―――私のいないところで、みんなが私の陰口言ってたらどうしよう。
とか、ちょいちょい思ったりします。
だから皆を見張るって言ったら聞こえは悪いけど…
まあ、そんな感じで早めに来るわけです。
「おはよ紺野さん」
「檸檬ちゃんおはよう」
「小林さん、北村店長。おはようございます」
相変わらずこの二人は早いんだよね。
他の先輩に聞いた話、小林さんと北村店長は40年来の幼馴染で主婦友らしい。
職場でもいつも額を寄せ合って話してるし。
まあ、大概は怪しい客の話なんだけど…
たまに働かないパート金子さんの悪口を言ってたりするので、要注意!!
とばっちりとか嫌だしね…。
「檸檬ちゃん、うちに来てどれくらい経つっけ?」
「え…ああ、そうですね…二年くらいです。」
厳密に言えばまだ二年じゃない。
ここには20歳の誕生日が少し過ぎてから来たし…。
「紺野さんももうベテランだね」
「そ、そんなことないです…」
快活に笑う小林さん。
なんだろう…なんかすんごい嫌な予感しかしないんだけど…。