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LEMON DEPENDENCE
第6章 矢野くんの主張!
「…うん。ごめん、よろしく」



今日はもう、家には帰らない…

ううん。

帰れないな、こんな泣きっ面じゃ…


電話でママに今日は帰れないとだけ伝えた。

少しの間、無言だったけどあっさり了解してくれた。


さて、これからどうしたものか?



私は公園のベンチに腰掛け、遊具で遊ぶ子供たちを目で追いかけた。

なんだか懐かしかった。


子供のころよく、斎藤くんとあんな感じに遊んだっけ?


…確かに斎藤くんの事は好きだった。

でも何か、自分の気持ちに素直になれなくて…


今思い出せば、天邪鬼にもほどがあるってくらい暴言を浴びせてきた気がする。

いつからだろう?

斎藤くんの事、好きでいるのをやめようと自分に言い聞かせ始めたのは…



…幼稚園の頃から斎藤くんはモテた。

小学校に入ると、かわいい子に告白されてるのを、


―――幾度となく見た。


あんな子達に私は敵うはずない…

私はパッとしないし、地味だし、可愛くない…

斎藤くんにはふさわしくない。


きっと私が幼馴染ってだけで迷惑だ…


そんな事を思うようになると、斎藤くんを目で追いかける事すら苦痛になった。

斎藤くんは優しい…


幼馴染ってだけで私に声をかけてくれたし、

ぐちゃぐちゃな私の家庭事情も気遣ってくれた。
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