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LEMON DEPENDENCE
第7章 赤飯は炊かなくていいです。
「…檸檬、眠れないのか?」
「あ…はい」
なんだ、矢野くんも起きてたんだ。
「檸檬…」
「何でしょう?」
「…抱きしめたい」
「……」
「…ダメか?」
…流石に鈍い私でもわかる。
求められてるってことくらい。
「矢野くん…」
私は寝返りをうって矢野くんの方を見た。
すると矢野くんも似たり寄ったりのタイミングで寝返りをうち、私たちは向かい合う。
「…流星くんが来る直前、何か言いかけましたよね?」
「……」
「まずはあの続きを聞かせてくださいませんか?」
何が言いたかったのかくらい、薄々はわかってる。
でも、矢野くんの口からきちんと聞きたい。
「…俺は檸檬の事…好きだと思う」
「…と、思う。というのは?」
「俺、戸惑ってる…だって昨日出会ったばっかで…でも、もう檸檬なしじゃいられないくらい檸檬に依存してる。檸檬の全部を独占したい」
「………」
頭から湯気がでそう。
ある程度予想はしてたけど、言葉にして言われると破壊力は想像以上だった。
「檸檬…俺、ずっと一緒にいたい」
「…矢野くん。私告白されたの初めてで、正直パニックです」
そう、パニック…
でも一時の感情に流されてはいけない。
「あ…はい」
なんだ、矢野くんも起きてたんだ。
「檸檬…」
「何でしょう?」
「…抱きしめたい」
「……」
「…ダメか?」
…流石に鈍い私でもわかる。
求められてるってことくらい。
「矢野くん…」
私は寝返りをうって矢野くんの方を見た。
すると矢野くんも似たり寄ったりのタイミングで寝返りをうち、私たちは向かい合う。
「…流星くんが来る直前、何か言いかけましたよね?」
「……」
「まずはあの続きを聞かせてくださいませんか?」
何が言いたかったのかくらい、薄々はわかってる。
でも、矢野くんの口からきちんと聞きたい。
「…俺は檸檬の事…好きだと思う」
「…と、思う。というのは?」
「俺、戸惑ってる…だって昨日出会ったばっかで…でも、もう檸檬なしじゃいられないくらい檸檬に依存してる。檸檬の全部を独占したい」
「………」
頭から湯気がでそう。
ある程度予想はしてたけど、言葉にして言われると破壊力は想像以上だった。
「檸檬…俺、ずっと一緒にいたい」
「…矢野くん。私告白されたの初めてで、正直パニックです」
そう、パニック…
でも一時の感情に流されてはいけない。