この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
LEMON DEPENDENCE
第7章 赤飯は炊かなくていいです。
「…檸檬、眠れないのか?」

「あ…はい」



なんだ、矢野くんも起きてたんだ。



「檸檬…」

「何でしょう?」

「…抱きしめたい」

「……」

「…ダメか?」



…流石に鈍い私でもわかる。

求められてるってことくらい。



「矢野くん…」



私は寝返りをうって矢野くんの方を見た。

すると矢野くんも似たり寄ったりのタイミングで寝返りをうち、私たちは向かい合う。



「…流星くんが来る直前、何か言いかけましたよね?」

「……」

「まずはあの続きを聞かせてくださいませんか?」



何が言いたかったのかくらい、薄々はわかってる。

でも、矢野くんの口からきちんと聞きたい。



「…俺は檸檬の事…好きだと思う」

「…と、思う。というのは?」

「俺、戸惑ってる…だって昨日出会ったばっかで…でも、もう檸檬なしじゃいられないくらい檸檬に依存してる。檸檬の全部を独占したい」

「………」



頭から湯気がでそう。

ある程度予想はしてたけど、言葉にして言われると破壊力は想像以上だった。



「檸檬…俺、ずっと一緒にいたい」

「…矢野くん。私告白されたの初めてで、正直パニックです」



そう、パニック…

でも一時の感情に流されてはいけない。
/120ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ