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LEMON DEPENDENCE
第7章 赤飯は炊かなくていいです。
「俺、リビングで寝るから…檸檬は寝室のベット使って」

「いえ、私がこちらで寝ますから」

「お、女の子をソファなんかで寝かせられるわけないだろ」

「大丈夫です。平気です」

「俺は平気じゃない。…てか、心配で寝られないから」

「……では、背中合わせで寝ましょう」

「へ?」

「それなら二人ともベットで眠れます」

「い、いいのか?」

「ええ…あ、私のいびきがうるさかったらすみません。ついでに歯ぎしりも。先に謝っときます」

「……了解」



矢野くんの寝室はとてもシンプルだった。

シーリングライトに簡易のオーディオ、そしてダブルサイズのベットが一つ。



「矢野くんおやすみなさい」

「…おやすみ」



背中合わせに私たちはベットに入った。

私は掛布団に潜り込むようにして目を閉じた。


…眠れない!!


背中に感じる体温がなんか生々しくて落ち着かない!!

言いだしっぺが自分なだけに、文句も言えない。
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