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LEMON DEPENDENCE
第8章 確かな壁
「…檸檬、怒ってる?」
「当然です」
矢野くんの幸せそうで、愛らしい笑顔。
それが翌朝、目を覚ました私が、最初に見た光景だった。
そう…そこまでは良かった。
問題はその次に見た物…
「…確かにキスはいいって言いましたけど、これはやりすぎ」
「だってそれは檸檬が可愛いから…俺のもんだって印を付けときたくて…」
「矢野くん…」
私はつくずく、この目には弱いようだ。
捨てられた子犬のような目で見つめてくる矢野くんを、これ以上怒る気にはなれない。
でもどうしたものか、この赤い斑点は…。
矢野くんは私が寝落ちたあとに、ご丁寧にキスマークを腕と鎖骨周辺につけていた。
中には服で隠せない痕もある。
こんなので家に帰ったら、面倒臭い事になるのは必須。
一応次から気を付けてね。
というニュアンスで、矢野くんに話すと…
「当然です」
矢野くんの幸せそうで、愛らしい笑顔。
それが翌朝、目を覚ました私が、最初に見た光景だった。
そう…そこまでは良かった。
問題はその次に見た物…
「…確かにキスはいいって言いましたけど、これはやりすぎ」
「だってそれは檸檬が可愛いから…俺のもんだって印を付けときたくて…」
「矢野くん…」
私はつくずく、この目には弱いようだ。
捨てられた子犬のような目で見つめてくる矢野くんを、これ以上怒る気にはなれない。
でもどうしたものか、この赤い斑点は…。
矢野くんは私が寝落ちたあとに、ご丁寧にキスマークを腕と鎖骨周辺につけていた。
中には服で隠せない痕もある。
こんなので家に帰ったら、面倒臭い事になるのは必須。
一応次から気を付けてね。
というニュアンスで、矢野くんに話すと…