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LEMON DEPENDENCE
第9章 残念会でもするか?
side 玲助


「この世の終わりみたいな面ですね、玲助さん」

「……うっせー。てか、誰のせいだと思ってんだボケ」

「そうっすよ流星くん。兄貴なら弟の管理くらいきちんとしてほしいっす!」



昼頃、檸檬から俺に届いた一通のメール。

それは俺と蒼空を不幸のドン底へ容赦なく叩き落とした。

いつかはこんな日が来ると思っていたが、まさかこんな急に来るとは思ってもみなかったわけで…

俺は魂の抜けたような蒼空を引き連れ、当事者の兄である流星を巻き込み、現在居酒屋で酔い潰れている。



「……こんなことになんなら…あの時無理矢理にでも…」

「…玲助先輩、それどういう意味っすか?」

「……なんでもねーよ」



危なかった。

流石に蒼空には、あの風呂場での出来事は話さない方がいい。



「あーあ…見る目ないっすよ檸檬。こんなにいい男のプロポーズはあっさり断るくせに…よりによって未成年のガキとかありえないっす…」

「蒼空くんって、結構ナルシストだね」

「そういう流星くんこそ、自分で自分の事イケてるって思ってんすよね?」

「まーな」



当然といった様子で笑う流星。

そこはかとなく弟の陽生に似ているから余計に腹立つ。

え?だったら呼ぶなよって?

バカ言え。

誰がここの飲み代支払うと思ってんだよ。
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