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処女オークション☆
第3章 出品番号2.偏差値77優等生美女!
「各王国の国王や大臣、公爵に社長様方をお待たせさせてしまいまして恐縮です。
最初から3000万円という我らスタッフ一同庶民が聞くことがない金額ですので、どうかお許しくださいませ」

本日2回目の競りが始まり、カボチャが慌てたようにステージに現われた。
実際は5分ほどのインターバルである。

「このオークションの特徴としてはナンバーが上がるほど金額が必ず上がるという伝説がございますので期待で気を失いそうでございます。
さて、本日2回目の競りを早速始めたいと思います。
どうでしょうか…このさいは100万などと言うキッチンペーパーみたいな紙切れ数枚からではなく600万から始めるというのは?」

カボチャが客を煽る。
すぐさま、その意図を読んだ部下たちが行動に移った。

「構わねぇからさっさとはじめろぉ!!!」
「面倒なことさせてんじゃねーぞ!!」
「おう!反対意見の野朗は目障りだから射殺しろ!!」
「そうだ!処女なんか抱く資格ねぇんだよ!!!」

呼応する成金達も多い。


「大変失礼を致しました…愚問でございました」

カボチャは言い放つと素早く深々と土下座をして、ゆっくりと立ち上がった。
先言後礼といわれる作法を彼なりにアレンジした技だ。


「それでは600万からスタートの処女はぁぁぁぁぁぁぁ
県内偏差値最高ランクの水浦第一高等学校一年ぇぇぇぇぇん生ぃぃぃ
稼ぐ金額の数字に比例した分が男の価値!
男の強さ!!
生物学上の雄の強さだぁぁぁぁぁぁぁ!!!
15歳の処女盛り!!!
しずかぁぁぁぁぁぁ入場ぉぉぉぉぉ!!!!!!」

カボチャの咆哮が場内を揺らす。
もちろん、アドリブである。
本当に多忙を極めるカボチャに7人分の資料を細かく読んでる暇など無い。


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