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銀剣士の憂鬱
第1章 知らない部屋


(う~ん...ここは?)


チェチェが目覚めたのは薄暗くてひんやりとした、どこか知らない部屋の中だった。

身体は自由に動かせず、痛みがあった。
とくに頭部は鈍痛がする。


( そうだ...
突然後ろから殴られたんだ...
一体どうして? )


次第に意識がはっきりしてくると、体がぎっちりと縛られているのが分かった。
両腕は後ろでしっかりと固定され、足首も縛られているため全く身動きが取れず、ゴロリと寝かされた状態だった。

「おっ、目が覚めたか。」

「ここはどこですか?
...一緒にいた連れの者はどこに?」

チェチェは突然話しかけてきた男よりも連れの者が側にいないことが気になった。

「あ~あ、あいつかぁ...
あいつも同じように取っ捕まえて、別の部屋に閉じ込めてるよ。」

部屋の片隅に1セット置いてある机と椅子。
その椅子に腰掛けてチェチェを見下ろしていた男が下衆な笑みを浮かべながら答えた。


(姉様…サラが捕まってる?...まさか?

でも、確か怪我は治りきれてなかった...
もしかしたら...

とにかくサラの位置を把握しよう。)


チェチェは意識を集中させると、見ていなくても、離れている人や物の大体の位置を感じることができた。

いつも身近に感じていたサラの気配を探す...
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