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箱……別話
第1章 箱
5日目―――――――…



流石に玄関に置いておくのも邪魔に感じた私は…



箱を移動しようと持ち上げた…





――――…ゴソ…





「――――…?」



何か…箱の中で動いた…?


箱は重かった……







しかも…
箱の中身が…片寄る…





予想外の重さに……




一旦…床に置く―――――…






「兄貴のやつ―――――…
変なの、置いて行ってないでしょうね…」




私は、箱に…
恐る恐る耳を当ててみた…







―――――――――――…




中から音はしない……





「まったく…」




私は、胸を撫で下ろし……


改めて箱を持ち上げた…





――――――…ゴソ…







…すでに中身に興味が無かった私は…



ちょっとした異変は気にも止めなかった――――――…


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