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春うらら
第13章 それぞれの週末~誠~
「あら?誠さんのアルバイト先でもあるんですか?」
「ああ」
「じゃぁ、その時はお願いします。ね、ちぃ一緒に行こうね。なるべく人のいない時間を選ぼうね。」
と言って彼女は手洗いに席を立った。
プールで泳ぐ彼女の水着姿を想像して顔がニヤついてしまう・・・
「野村さん・・・顔が・・・野村さんって先輩が好きなんですね。」
おいおい、確定で言ってるよ。まぁ嘘じゃないし。
「・・・まぁ(照)」
「協力してあげましょうか?」
「マジ?」
「ええ、でも先輩は手強いですよ。それに無理強いはしたくないし、でも泳ぎには行きますから!出来れば他の人がいない時間がいいんですけど・・・それはさすがに無理ですよねぇ?」
人のいない時間・・・
うーん、バイトしてる人間に解放される時間があるけど、それはあくまでも指導者としてバイトしている場合のみだし・・・夏休みは意外に人が多いから・・・
「うちのスクールでバイトしたら?そしたら早朝のプール自由に使えるけど・・・」
「野村さん、ちょっと考えてわかりません?人目に付きたくないのに教えるなんて・・・」
確かに、クラス割も決まってるし今更空いてるクラスなんて・・・あ、そういえば。