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第16章 それぞれの週末～武志・カリン～

「よく似合うね。ありがとうちゃんと言った？」

これもきっと手作りなんだろうなぁ・・・前にもらったのも自分で作りましたって聞いたしなぁ・・・めちゃめちゃ器用だよなぁ、よく作って来てくれるケーキとか差し入れもおいしいし。

「麗ちゃんみたいな人だったらママが欲しい？」
「もちろん！パパ、おねえちゃんと結婚する？？」

返事早いなぁ…いやいや、ルイに殺されちゃうよ・・・と苦笑いしてると
「そっかぁ、おねえちゃんはルイお兄ちゃんと結婚するんだもんねぇ、残念」
2人でテラスへ行くとタオルに包まれた麗ちゃんが立っていた。


「おねえちゃーん！見て見て、似合う？？」
喜んで跳ねながら彼女にシュシュを見せている。
「よかったぁ、似合うね。嬉しい。」

2人が話しているとちょうどルイが着替えを持って戻ってきた。
「麗ちゃん、これでよければ着替えておいでよ・・・洋服も、問題なければ乾燥機に入れればすぐに乾くよ。ねぇ武志さん？」
「ああ、バスルームは・・・カリン、麗ちゃんをバスルームに案内してあげて？乾燥機も・・・カリン分かるよね？？」

「はーい、おねえちゃんこっち！」