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春うらら
第3章 誕生日
「んじゃ、決まりね。宮、4人で予約よろしく。時間は?6時?
ドレスコードとかある店?」
とニコニコと話を進める圭太…
俺はさっき彼女が言った言葉が気になりながら、明日のことを考えていた。
もうそろそろ、気持ち的に続けるの無理だなぁ…いい機会かもしれない
「よし、じゃぁ明日6時にT駅集合。
服装は気にしなくていい。いつもの格好で行こう。
麗、それでいいだろ?予約は入れておいてくれる??」
「はーい、今、電話します。」
と彼女はスマホを片手にちらりとこちらを見ながら
ちょっと恥ずかしそうに、でもちょっと嬉しそうにほほ笑んだ。
―はい、うららです。
―うん、あした、
―4人でいってもいい?
―うんうん、OK
「OKです。誠さん本当にいいですか?私は嬉しいですけど…?」
「・・・ああ、平気」
そんな感じで俺は(たぶん圭太も)初めて彼女と学校の外で会うことになった。