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春うらら
第2章 イケメンサークルに入る?
「あ、坂口さん……」
後ろから声をかけたのは2年前、俺をここに連れてきた先輩、坂口郡司(さかぐちぐんじ)さん。
立ち尽くす誠の後ろから覗く…

「めっちゃ、寝てるなぁ…、お前の彼女?」
「は?」

いやいや、なんでそうなる?1番焦って、こまってるの俺だし…と思うが口には出せず…ただただフリーズ…

「とにかく、入って座ろうぜ。飯、今からだろ?」
ひとまず、頷くが足が進まない、確かに彼女が寝てるとはいえ、軽く10人は入れるスペースからすれば、入って座るのに何の問題もない。
離れて座ればいいこと。

俺は戸惑いながらも、足を進めると坂口さんはさっさと室内に入って行き、広々としたスペースの中でわざわざ寝てる彼女の隣に座った。そこに圭太が帰ってきた。

「あ、坂口さん来てたんですね…って彼女連れですか?」

その時、

「う~ん、ふわわわわわぁぁぁぁ…  ???くんくん???
 コーヒー ?…  おいしそう  ニコッ(笑)………
   っ…あれ?…」

隣に座る坂口さんをジッと見つめる。
真正面から見つめ返す坂口さん…
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