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春うらら
第9章 麗と誠
俺は・・・ついつい、自分の服装や、財布の中身を確認してしまう。
そんな俺の横から圭太がからかうように耳元で囁いた




「誠・・・・・ゴム持ってきてる?(ニヤッ)」




「てめぇ・・・(照)」


「誠!すごい可愛い。誠のそんな赤い顔はじめて見た!!!写真撮らせて!」
なんてスマホを向ける。

「やめろ!」

「じゃ、今日のランチ誠のおごりでいいよね?」
「は?なんで?」

「この情報、悠太に売っちゃってもいいのかなぁ?」

結局、俺は圭太に大盛りAランチを奢らされ、財布の中を確認しつつ授業が終わるのを待った。



・・・ヤバい・・・緊張してる。

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