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狂った愛に縛られて。
第2章 兄のオトモダチ
ポロポロと涙を流しながら顔を横に振るので精一杯だ。

両手の指でクリトリスが見えるように、広げられ、さらにゆっくりとクリトリスの周りを舌先で舐め、そしてゆっくりとクリトリスを吸い上げた。

私の足はガクガクと揺れ、もう、苦しすぎて声も出ない。

ただ荒い息と小さな悲鳴が少し盛れるだけだ。

何度も何度もしつこいくらい男はクリトリスを舐め、舌先で刺激を加える。

「ひ‥ぅ‥もぉ‥やめ‥てぇ、あっう‥」

「なんでだ?気持ちいいだろ?奈央はこれ大好きだぞ?」

吸い上げながら喋る男。

「ぅ‥あ!‥はぁっ、な‥お‥?ひぁ!あ‥」

「あと、これも」

そういうと、指をすっかり愛液まみれになった、私の中にゆっくりと差し入れた。


今までと違う刺激が身体を駆け抜ける。


その瞬間、身体が仰け反る。

「っぁあ!」

ビクビクと震える私を見て、

「これだけでイったのか?ふ‥可愛いやつ」

「も‥やめ‥」

「冗談」


構わず長い指を奥へと差し入れる。

真っ直ぐに差し込まれた指が入ったまま、再びクリトリスを吸い上げられた。

「ひ‥あ、や‥ぁ、だめ‥」

もう、私の言葉に反応しない、ゆっくりと抜き差しを繰り返していた指は、二本に増え、段々早く動き始める。


ぐちゅぐちゅという音と、私のクリトリスを吸い上げる音が同時に聞こえ、あまりの羞恥と快楽に頭がおかしくなりそうだ。


涙がボロボロと溢れてくる。

「もっかいイクか?」

そう言って、指を動かしながら男が笑う感じがした。


その瞬間、私の身体は仰け反った。


「やっあぁ!」

ぐったりと力が抜けると、男は指をずるりと抜いた。


「甘噛みヤバイだろ。」

タオルで顔と手を拭きながら、ニッと男は笑った。

クリトリスを甘噛みされたんだ‥と何をされたかわかった。


「これ、外してくださ‥い」

手首を縛るネクタイを外してと伝えてみる。


「ん?まだ終わってないからだめ」


「な‥なにするの‥」


「ぷっ、何って‥。何言ってんの?」


ギシリとベッドが軋む。

私に覆いかぶさる様になると、そっと私の顔に残る涙をペロリと舐めた。

「セックス」

と耳元でつぶやいた。






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