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第7章 旅行！妄想！パラダイス！！

「木下くん、実はね、今夜は一部屋しか取れなかったんだって」


「えっ！マジっすか？」


「マジっすよ。なんかホテルじゃなくてうちのミスらしいんだよね。

　だからおっきい部屋らしいのよ。きっと２ベッドルームかもよ」



２ベッドルーム・・・

その言葉に智くんは安堵の表情を見せちゃってさ・・・







仕事を済ませ、いざお部屋へ。

最上階のお部屋、ドアを開けると・・・・・



あら嬉しや！

おっきなキングサイズのベッドが左側にドーン！

右側にはりっぱなソファセット。



「すっごーい！スイートルーム？」


「豪華っすね～！で、もう一つの部屋は・・？」



すり足でドアというドアを開けて回る智くん。

でもクローゼットだのバスルームだのトイレだの、

空振りばかり・・うひひ・・・・・！




「先輩、ベッドこれだけしかないっす・・・

　っていうか、先輩・・どうします？」


「どうします？とはどういうことかな」