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オオカミ君のホンネ
第17章 三度目の正直
「おい…お前、染詠のこと手放してっと俺が喰っちまうぞ。」

笑う幸をど突きながら正樹が話に割って入る。

「喰ったら俺がお前を喰い返す。」 

「あれ~?俺は喰う派なんだけどな?」

「俺もや」

「関西人の喘ぐところ見てみたいんだよね~」

…正樹が言うと冗談に聞こえない。

(でもでもでも、確かに幸の喘ぐところ見てみたいかも……!

……俺ってば変態?(笑)

「では今度にでも3Pを」

「断る!」

……さ…ん……ぴー………3P?


「……ね、3Pって何だよ」

俺が言葉を放った瞬間に幸達が固まる。正樹を見れば笑いを堪えていて、幸也は顔を真っ赤にしている。

「え、何だよ…おい……おい!」

次の瞬間、正樹はギャハハハハハと涙を浮かべるほどに大笑いし始めた。
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