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オオカミ君のホンネ
第17章 三度目の正直
ピンポーン…ピンポーン
「ちっ誰だこんなときに!…はーい!」
ガチャン
「染詠!?」
(…幸……?
幸が中に入ろうとしているのを正樹が止めているようで、バタバタと音が聞こえる。
「ちょっ…入れてぇな!」
「ダメだ。入らせねぇぞ。…てかお前なんで俺んち知ってんだよ」
「ナオや。」
「っ…ちッ……はぁ…仕方ねぇな、入れ」
今までなんとしても入れないようにしていた正樹はナオの名前を聞くと渋々諦めて、幸を中に招き入れた。
「染詠!大丈夫か!?なんもされてへんかった!?」
(……一足遅かったね…
と思いつつも、
「大丈夫だよ」
と明るく振る舞ってみせる。
「よかったあ…ははっ……なんか吹っ切れたわぁ…」
こんなにも心配してくれる人を騙して俺は何をしてしまったんだろうと罪悪感が沸き上がる。
「ちっ誰だこんなときに!…はーい!」
ガチャン
「染詠!?」
(…幸……?
幸が中に入ろうとしているのを正樹が止めているようで、バタバタと音が聞こえる。
「ちょっ…入れてぇな!」
「ダメだ。入らせねぇぞ。…てかお前なんで俺んち知ってんだよ」
「ナオや。」
「っ…ちッ……はぁ…仕方ねぇな、入れ」
今までなんとしても入れないようにしていた正樹はナオの名前を聞くと渋々諦めて、幸を中に招き入れた。
「染詠!大丈夫か!?なんもされてへんかった!?」
(……一足遅かったね…
と思いつつも、
「大丈夫だよ」
と明るく振る舞ってみせる。
「よかったあ…ははっ……なんか吹っ切れたわぁ…」
こんなにも心配してくれる人を騙して俺は何をしてしまったんだろうと罪悪感が沸き上がる。