この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
オオカミ君のホンネ
第19章 答え
染詠side
「俺、迷惑掛けたくない。皆が苦しむぐらいなら独りでいい。」
こんなこと思っていない。
言葉のアヤだ。
「…違う。俺はやっぱり……独りがいいんだ」
…そう
幸也と出会って全てが変わった。
でも疑うことも多くなった。
余計に何も信じられなくなった。
結局全て振り出しに戻った。
出会わなければ良かった。
あのときに「ハイ」と言わなければ良かった。
そうすれば
傷つかなかった。
こんなにも汚れた身体
誰にも捧げられない。
捧げたくない。
たとえ相手が幸也だとしても。
「俺、迷惑掛けたくない。皆が苦しむぐらいなら独りでいい。」
こんなこと思っていない。
言葉のアヤだ。
「…違う。俺はやっぱり……独りがいいんだ」
…そう
幸也と出会って全てが変わった。
でも疑うことも多くなった。
余計に何も信じられなくなった。
結局全て振り出しに戻った。
出会わなければ良かった。
あのときに「ハイ」と言わなければ良かった。
そうすれば
傷つかなかった。
こんなにも汚れた身体
誰にも捧げられない。
捧げたくない。
たとえ相手が幸也だとしても。