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オオカミ君のホンネ
第21章 義弟
穣side
染詠からメールで住所が送られてきて、画像が添付されている。
「…暇だし……行ってみっか…」
…ということで、染詠の新居に来ている。なかなか緊張してインターホンを押す手が微かに震える。
ピンポーン…ピンポーン…
『……ガチャツ…バタン……はーい』
「染詠君の友達ですが」
『……な…ど…んの……わか……た。どうぞ。』
インターホン越しの相手は誰かと何か話し合ったあと、鍵を開けた。
ガチャン
「…失礼します。…あ…お前転入生じゃん……染詠居る?」
出てきた男は夏亜とかいう転入生だった。
「…あれ、モテ男君じゃん。入りなよ…突き当たって左の部屋に居るからさ。」
夏亜は妖しく笑ったあと、爽やかスマイルに戻った。
俺は言葉に甘えて部屋へ向かった。
……待てよ…
…なにかがおかしい。…なにか………
…なんでアイツが居る?
…靴は何個あった?
…染詠は友達はあまり作らないのに。
…おかしい、おかしい……
「あれ?入らないの?」
後ろから急に肩を叩かれ身体が過剰反応を起こす。
「…お前の友達も居るのか?」
「友達っていうか…紹介者…かな?」
「染詠を入れたのか……!?」
「…自分から入ったんだよ……」
廊下からの光の反射で夏亜の眼が妖艶に光る。
染詠からメールで住所が送られてきて、画像が添付されている。
「…暇だし……行ってみっか…」
…ということで、染詠の新居に来ている。なかなか緊張してインターホンを押す手が微かに震える。
ピンポーン…ピンポーン…
『……ガチャツ…バタン……はーい』
「染詠君の友達ですが」
『……な…ど…んの……わか……た。どうぞ。』
インターホン越しの相手は誰かと何か話し合ったあと、鍵を開けた。
ガチャン
「…失礼します。…あ…お前転入生じゃん……染詠居る?」
出てきた男は夏亜とかいう転入生だった。
「…あれ、モテ男君じゃん。入りなよ…突き当たって左の部屋に居るからさ。」
夏亜は妖しく笑ったあと、爽やかスマイルに戻った。
俺は言葉に甘えて部屋へ向かった。
……待てよ…
…なにかがおかしい。…なにか………
…なんでアイツが居る?
…靴は何個あった?
…染詠は友達はあまり作らないのに。
…おかしい、おかしい……
「あれ?入らないの?」
後ろから急に肩を叩かれ身体が過剰反応を起こす。
「…お前の友達も居るのか?」
「友達っていうか…紹介者…かな?」
「染詠を入れたのか……!?」
「…自分から入ったんだよ……」
廊下からの光の反射で夏亜の眼が妖艶に光る。