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オオカミ君のホンネ
第21章 義弟
ツー…ツー…ツー…

「もしもし…もしもし!?」

切れてしもうた……

(…にいさんのこと知ってんじゃん?…
………兄さん?…義兄さん?と言うことは、今かけてきたのは…染詠の弟か義弟?

うーんと考えているとミキが尋ねてきた。

「今の誰!?もしかして元カノ!?あたしが居るのに?」

(なんや、聞こえてたんか。おまけにもう彼女のつもりか…

「……俺は…あんたを彼女にしたつもりはあらへん。」

「でもでも、好きって言ったじゃないよぉ…」

……確かに…もう、意味分からん…しかもなんで染詠の喘ぎ声なんか……それにかけてきたのは弟か義弟…

「…悪い、帰るわ」

「え?ちょっ…ちょっと!?待ちなさいよ!」

半裸で戸惑うミキを置いて家を出た。
なんでこんなムカムカするん?
すっげえ苛つく……

正体不明の苛つきを抱えながら家へ帰った。

…それでも,帰っても染詠は居ない。

「……染詠…」


心にぽっかり穴が開いたみたいに、涙がぼろぼろとこぼれ落ちた。






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