この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
オオカミ君のホンネ
第21章 義弟
ツー…ツー…ツー…
「もしもし…もしもし!?」
切れてしもうた……
(…にいさんのこと知ってんじゃん?…
………兄さん?…義兄さん?と言うことは、今かけてきたのは…染詠の弟か義弟?
うーんと考えているとミキが尋ねてきた。
「今の誰!?もしかして元カノ!?あたしが居るのに?」
(なんや、聞こえてたんか。おまけにもう彼女のつもりか…
「……俺は…あんたを彼女にしたつもりはあらへん。」
「でもでも、好きって言ったじゃないよぉ…」
……確かに…もう、意味分からん…しかもなんで染詠の喘ぎ声なんか……それにかけてきたのは弟か義弟…
「…悪い、帰るわ」
「え?ちょっ…ちょっと!?待ちなさいよ!」
半裸で戸惑うミキを置いて家を出た。
なんでこんなムカムカするん?
すっげえ苛つく……
正体不明の苛つきを抱えながら家へ帰った。
…それでも,帰っても染詠は居ない。
「……染詠…」
心にぽっかり穴が開いたみたいに、涙がぼろぼろとこぼれ落ちた。
・
「もしもし…もしもし!?」
切れてしもうた……
(…にいさんのこと知ってんじゃん?…
………兄さん?…義兄さん?と言うことは、今かけてきたのは…染詠の弟か義弟?
うーんと考えているとミキが尋ねてきた。
「今の誰!?もしかして元カノ!?あたしが居るのに?」
(なんや、聞こえてたんか。おまけにもう彼女のつもりか…
「……俺は…あんたを彼女にしたつもりはあらへん。」
「でもでも、好きって言ったじゃないよぉ…」
……確かに…もう、意味分からん…しかもなんで染詠の喘ぎ声なんか……それにかけてきたのは弟か義弟…
「…悪い、帰るわ」
「え?ちょっ…ちょっと!?待ちなさいよ!」
半裸で戸惑うミキを置いて家を出た。
なんでこんなムカムカするん?
すっげえ苛つく……
正体不明の苛つきを抱えながら家へ帰った。
…それでも,帰っても染詠は居ない。
「……染詠…」
心にぽっかり穴が開いたみたいに、涙がぼろぼろとこぼれ落ちた。
・