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オオカミ君のホンネ
第7章 おとなりさんちの肇くん
染詠side
「俺は何のために産まれてきたんだろうな」
…は?なにいってんだよ
…ッて、おい?
急に泣き出した。眉一つ曲げずに
「おいッ…大丈夫か!?」
泣いてるアイツに近寄ると
しがみついてきた
俺の背中に爪を立てて
道のど真ん中で。道行く人達の中にはみて見ぬ振りする奴もいた。
この状態は恥ずかしいので仕方なく肇の家に入ろうとした…
「やめてッ」
しがみついているアイツが泣きじゃくりながら家に入られまいと抵抗している。
俺だって男だ
泣いてる奴には勝てる。
男は思いきりドアを開いた。
愕然とした
中には男同士がヤってる…
「染詠だけには見られたくなかったのに……ッ」
お前…こんなところに住んでたのか…?
立ちすくんでいると一人の上半身裸の男が歩み寄ってきた
「……肇~(笑)そいつ誰?
結構いい顔してんじゃーんw!
俺にヤらせろよ……?」
狂ってる…
聞こえる男の喘ぎ声と脱ぎ捨てられた服が状況を物語ってる…
俺は回れ右して走った
俺の家まで
急いで鍵を閉めて息を整えた。
「お前…あんなところに住んでんのか…?」
ゆったりと首を縦に振る肇
それ以上はなにも言わなかった
俺も聞かなかった
ただただ抱き締めることしか出来なかった。
「俺は何のために産まれてきたんだろうな」
…は?なにいってんだよ
…ッて、おい?
急に泣き出した。眉一つ曲げずに
「おいッ…大丈夫か!?」
泣いてるアイツに近寄ると
しがみついてきた
俺の背中に爪を立てて
道のど真ん中で。道行く人達の中にはみて見ぬ振りする奴もいた。
この状態は恥ずかしいので仕方なく肇の家に入ろうとした…
「やめてッ」
しがみついているアイツが泣きじゃくりながら家に入られまいと抵抗している。
俺だって男だ
泣いてる奴には勝てる。
男は思いきりドアを開いた。
愕然とした
中には男同士がヤってる…
「染詠だけには見られたくなかったのに……ッ」
お前…こんなところに住んでたのか…?
立ちすくんでいると一人の上半身裸の男が歩み寄ってきた
「……肇~(笑)そいつ誰?
結構いい顔してんじゃーんw!
俺にヤらせろよ……?」
狂ってる…
聞こえる男の喘ぎ声と脱ぎ捨てられた服が状況を物語ってる…
俺は回れ右して走った
俺の家まで
急いで鍵を閉めて息を整えた。
「お前…あんなところに住んでんのか…?」
ゆったりと首を縦に振る肇
それ以上はなにも言わなかった
俺も聞かなかった
ただただ抱き締めることしか出来なかった。