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Blindfold
第1章 目隠し
「あら桜ちゃん!」
「……どうも…」
「本当、桜ちゃんは毎週欠かさず来て偉いわね〜」
ナースステーションの前で、愛想笑いを返して、私はそのまま病室に入った。
毎週欠かさずに…ね…
かずにぃは…多分…
毎日欠かさずに来てるんだろうけど…。
「おはよ、お姉ちゃん。はい、これ」
もってきたカフェラテをベッドについているテーブルに置いた。
「………中々いい天気だよ」
カーテンを開けて、外の景色を見る。
変わらない景色…それが何だか異様に切ない。
そして、花瓶に入った大きな花束に、また胸が締め付けられた。
「すごいね…これ…かずにぃが持って来たの…?」
目を瞑ったままのお姉ちゃん。
その状態で、もうすぐ二年が経とうとしてる。
「……どうも…」
「本当、桜ちゃんは毎週欠かさず来て偉いわね〜」
ナースステーションの前で、愛想笑いを返して、私はそのまま病室に入った。
毎週欠かさずに…ね…
かずにぃは…多分…
毎日欠かさずに来てるんだろうけど…。
「おはよ、お姉ちゃん。はい、これ」
もってきたカフェラテをベッドについているテーブルに置いた。
「………中々いい天気だよ」
カーテンを開けて、外の景色を見る。
変わらない景色…それが何だか異様に切ない。
そして、花瓶に入った大きな花束に、また胸が締め付けられた。
「すごいね…これ…かずにぃが持って来たの…?」
目を瞑ったままのお姉ちゃん。
その状態で、もうすぐ二年が経とうとしてる。