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Blindfold
第17章 目隠しはいらない
「っ……ぁっ…んっ…」
くすぐったいのと、気持ちよいので、言葉にならない声が漏れる。
淫らに腰を仰け反らしていると、片手が私の露になった胸を掴んだ。
「あぁっ…」
ごつごつとした店長の指が、順に私の乳房を揺らす。
わざとなのか、その動きの中で人差し指と中指が一番敏感なところにたまにつまむように触れる。
堪らなくなって、店長の腕を掴むと、店長は身体を上げて、私のことを見つめた。
だらしなく快感に身を寄せている自分の姿を見られている──…
恥ずかしい…
でも
もっと見て欲しい──…
「店長も脱いで…っ…」
少し不満を洩らすと、店長は口角を上げて、微笑んだ。
そして、ワイシャツのボタンをもったいつけるように開けると、そのまま豪快にシャツを脱いで脇に投げ捨てた。
「これで満足か」
そういいながら、顔を近付ける。
露になった店長の身体。
張り巡らされた程よい筋肉。
いつも見ていたシャツの下に隠れていたその肉体美に私は思わず見惚れるように見入った。