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田園シンデレラ
第2章 園
笑いがおさまらない片桐さんだったけど
私に手を貸してくれて
歩いて数分の家に手を引いて連れて行かれた。
なんで、手を握ってんの?
小さな疑問はあったけど
子供扱いされてるようで、ちょっぴり悲しくなる。
「風呂沸かしてやるから、このまま入れ」
「片桐さんは?」
「石灰混ぜてくるから」
「私もやります」
「無理するなシンデレラ。今日は助かったよ。
もし、まだ都会へ帰らなくていいのなら、明日も手伝ってくれ」
そう言いながら、笑いをこらえる。
私だって、頭から真っ白な石灰をかぶって
何を言っても強がりに聞こえる。
「帰ってきたら夕飯を作るから。それまで待ってろ」
「え。それぐらい」
「いや。たぶん無理だ。風呂に入ったら一気に疲れが出る。
今日は大人しくしとけ」
「はい」
お風呂に入らなくたって疲れはドッと出てるよ。
片桐さんはお風呂を用意してくれたあと、もう一度私を見て
笑いをこらえきれずに、今まで作業していた畑に戻った。
私に手を貸してくれて
歩いて数分の家に手を引いて連れて行かれた。
なんで、手を握ってんの?
小さな疑問はあったけど
子供扱いされてるようで、ちょっぴり悲しくなる。
「風呂沸かしてやるから、このまま入れ」
「片桐さんは?」
「石灰混ぜてくるから」
「私もやります」
「無理するなシンデレラ。今日は助かったよ。
もし、まだ都会へ帰らなくていいのなら、明日も手伝ってくれ」
そう言いながら、笑いをこらえる。
私だって、頭から真っ白な石灰をかぶって
何を言っても強がりに聞こえる。
「帰ってきたら夕飯を作るから。それまで待ってろ」
「え。それぐらい」
「いや。たぶん無理だ。風呂に入ったら一気に疲れが出る。
今日は大人しくしとけ」
「はい」
お風呂に入らなくたって疲れはドッと出てるよ。
片桐さんはお風呂を用意してくれたあと、もう一度私を見て
笑いをこらえきれずに、今まで作業していた畑に戻った。