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田園シンデレラ
第3章 シ
「車が必要なら、
隣の息子が大学が休みで帰ってきてるからアシに使うか?」
「となり?」
「ああ、隣の息子」
「隣ってどこ?」
見渡す限り畑じゃん。
「たとえ車で5分かかっても、隣は隣だ」
にやっと笑うけど。
隣、ねぇ。
「うん。もしその子に時間があるのなら。
お願いします」
「ん。じゃぁ、連絡とってやる」
そんな話を朝食の時にして、
片付けもそこそこに畑に出た。
お昼を見計らって私だけ少し早目に家に帰って
お昼ご飯を作る。
蚊帳を釣った畳の部屋に布団を敷いて
二人で軽くお昼寝をする。
ここ数日でできた、二人の生活リズムだ。
真夏の暑い時には仕事はしない。
その代わり朝早く起きる。
なんだかとっても自然と共に生活しているようで
何のためにここにいるんだか忘れそうになる。
ふとお昼寝から目を覚ますと
となりで寝ていた片桐さんが私の髪をなでていた。
「あと30分寝ろ」
「ん」
髪を撫でられている行為が心地よくて
私はそのまま、あと少しだけ。と思って寝た。
隣の息子が大学が休みで帰ってきてるからアシに使うか?」
「となり?」
「ああ、隣の息子」
「隣ってどこ?」
見渡す限り畑じゃん。
「たとえ車で5分かかっても、隣は隣だ」
にやっと笑うけど。
隣、ねぇ。
「うん。もしその子に時間があるのなら。
お願いします」
「ん。じゃぁ、連絡とってやる」
そんな話を朝食の時にして、
片付けもそこそこに畑に出た。
お昼を見計らって私だけ少し早目に家に帰って
お昼ご飯を作る。
蚊帳を釣った畳の部屋に布団を敷いて
二人で軽くお昼寝をする。
ここ数日でできた、二人の生活リズムだ。
真夏の暑い時には仕事はしない。
その代わり朝早く起きる。
なんだかとっても自然と共に生活しているようで
何のためにここにいるんだか忘れそうになる。
ふとお昼寝から目を覚ますと
となりで寝ていた片桐さんが私の髪をなでていた。
「あと30分寝ろ」
「ん」
髪を撫でられている行為が心地よくて
私はそのまま、あと少しだけ。と思って寝た。