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田園シンデレラ
第3章 シ
「そのおねーさんね」
「うん」
「1カ月持たなかったんだよ。こっちの生活」
「え・・・」
「帰って行ったんだ。都会にさ」
「・・・・・」
「だから。いつかは帰る響子さんにも手を出さないつもりなんだろ」
この子。よく分かってる・・・・
「よく分かるのね」
「田舎コンプレックス」
「え?」
「ここらへんで育った奴は誰しも田舎コンプレックスを持ってるんだ」
「うん・・・・」
「やっぱり、ここじゃ駄目なんだ。ってすごく悲しかったの覚えてるよ」
「・・・・そっか」
「響子さん、豪さんが好きなの?」
「ナイショ」
「豪さんの事、傷付けないでね」
「・・・・」
この子、見た目よりよっぽど大人なんだ。
「さて。後5ゲームぐらいやったら、買い物に行きましょう!」
「5ゲーム?100球!!」
「そうよ」
「おれ、筋肉痛になるから見てるよ」
「若い子がヘタレなこと言わないの!ほらやるわよ!」
私は、確かにここにずっといないオンナだけど。
でも始まっていない恋を諦めることはしたくない。
とりあえず。
5ゲーム打ったら、考えよう。
待ってなさいよ!豪!
「うん」
「1カ月持たなかったんだよ。こっちの生活」
「え・・・」
「帰って行ったんだ。都会にさ」
「・・・・・」
「だから。いつかは帰る響子さんにも手を出さないつもりなんだろ」
この子。よく分かってる・・・・
「よく分かるのね」
「田舎コンプレックス」
「え?」
「ここらへんで育った奴は誰しも田舎コンプレックスを持ってるんだ」
「うん・・・・」
「やっぱり、ここじゃ駄目なんだ。ってすごく悲しかったの覚えてるよ」
「・・・・そっか」
「響子さん、豪さんが好きなの?」
「ナイショ」
「豪さんの事、傷付けないでね」
「・・・・」
この子、見た目よりよっぽど大人なんだ。
「さて。後5ゲームぐらいやったら、買い物に行きましょう!」
「5ゲーム?100球!!」
「そうよ」
「おれ、筋肉痛になるから見てるよ」
「若い子がヘタレなこと言わないの!ほらやるわよ!」
私は、確かにここにずっといないオンナだけど。
でも始まっていない恋を諦めることはしたくない。
とりあえず。
5ゲーム打ったら、考えよう。
待ってなさいよ!豪!