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田園シンデレラ
第1章 田
電車を乗り継いで、駅に降りたのは良いけど、
何この田舎・・・・
あまりの大自然に横浜育ちの私はビックリだ。
「あの。片桐農園って・・・近いですか?」
駅員さんに聞いてみたけど、
はっきりは分からないらしく。
仕方がないので、住所を頼りに、バスを乗り継いで行くことにした。
朝早くに家を出たはずなのに。
やっとのことで探し当てた「片桐農園」に着いたのは
お昼も過ぎたころだった。
比較的綺麗な家とその隣に広がる農園を見て
「本当に石島さんの学生時代の友人?」
なんて疑問もわいてきた。
呼び鈴を鳴らしたけど
家には誰もいない模様。
そして、見渡す限りの農園にも人はいない。
「どこに行っちゃったのよ」
玄関先で座り込んで片桐さんを待っている間に
うつらうつらと寝てしまったらしい。
「おい」
そんな声で目を覚ますと
大きな男性が私の前に仁王立ちしていた。
「あの・・・」
あまりの迫力に言い淀んでいると
「石島の知り合い?連絡はもらった。
こんなところで寝たら熱中症になるぞ」
そう言って家の鍵を開け
あごでクイッと私を中に招き入れた。
何この田舎・・・・
あまりの大自然に横浜育ちの私はビックリだ。
「あの。片桐農園って・・・近いですか?」
駅員さんに聞いてみたけど、
はっきりは分からないらしく。
仕方がないので、住所を頼りに、バスを乗り継いで行くことにした。
朝早くに家を出たはずなのに。
やっとのことで探し当てた「片桐農園」に着いたのは
お昼も過ぎたころだった。
比較的綺麗な家とその隣に広がる農園を見て
「本当に石島さんの学生時代の友人?」
なんて疑問もわいてきた。
呼び鈴を鳴らしたけど
家には誰もいない模様。
そして、見渡す限りの農園にも人はいない。
「どこに行っちゃったのよ」
玄関先で座り込んで片桐さんを待っている間に
うつらうつらと寝てしまったらしい。
「おい」
そんな声で目を覚ますと
大きな男性が私の前に仁王立ちしていた。
「あの・・・」
あまりの迫力に言い淀んでいると
「石島の知り合い?連絡はもらった。
こんなところで寝たら熱中症になるぞ」
そう言って家の鍵を開け
あごでクイッと私を中に招き入れた。