この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
田園シンデレラ
第6章 レ
「石島さん。契約書出来ました!」

あの翌日から出社して。
契約が取れた事を石島課長代理に報告したら
ものすごく驚いていたから。
石島さんは豪があのレストランのオーナーで野菜を卸していると
知っていたのかもしれない。

その後、私の計画をゆっくりと半日かけて会議室で聞いてくれた。
大笑いした後に
「んじゃ、最後の大仕事だな」
と、肩を叩かれた。


私は、会社を辞める。


横浜に帰って来る途中でさんざん考えたけど。
私はこのまま豪の近くで暮らしたい。

もうそのこと以外には考えられなくなったから。

家に帰って両親を説得し
3店舗のレストランの営業を後輩にそのまま引き継ぐ。

そしてそのレストランへの野菜の取引の契約書を作ることが
私の、横浜ホールディングでの最後の仕事になった。

今まで、たくさんの契約書を作ってきた。
小さい契約書から、大きな取引のものまで。

でも、この契約書を1番神経を使って製作した。
抜け道がないように。
「どんな事が起こっても豪が損をしないように」
作り上げたつもりだ。
/54ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ