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田園シンデレラ
第6章 レ
「石島さん。契約書出来ました!」
あの翌日から出社して。
契約が取れた事を石島課長代理に報告したら
ものすごく驚いていたから。
石島さんは豪があのレストランのオーナーで野菜を卸していると
知っていたのかもしれない。
その後、私の計画をゆっくりと半日かけて会議室で聞いてくれた。
大笑いした後に
「んじゃ、最後の大仕事だな」
と、肩を叩かれた。
私は、会社を辞める。
横浜に帰って来る途中でさんざん考えたけど。
私はこのまま豪の近くで暮らしたい。
もうそのこと以外には考えられなくなったから。
家に帰って両親を説得し
3店舗のレストランの営業を後輩にそのまま引き継ぐ。
そしてそのレストランへの野菜の取引の契約書を作ることが
私の、横浜ホールディングでの最後の仕事になった。
今まで、たくさんの契約書を作ってきた。
小さい契約書から、大きな取引のものまで。
でも、この契約書を1番神経を使って製作した。
抜け道がないように。
「どんな事が起こっても豪が損をしないように」
作り上げたつもりだ。
あの翌日から出社して。
契約が取れた事を石島課長代理に報告したら
ものすごく驚いていたから。
石島さんは豪があのレストランのオーナーで野菜を卸していると
知っていたのかもしれない。
その後、私の計画をゆっくりと半日かけて会議室で聞いてくれた。
大笑いした後に
「んじゃ、最後の大仕事だな」
と、肩を叩かれた。
私は、会社を辞める。
横浜に帰って来る途中でさんざん考えたけど。
私はこのまま豪の近くで暮らしたい。
もうそのこと以外には考えられなくなったから。
家に帰って両親を説得し
3店舗のレストランの営業を後輩にそのまま引き継ぐ。
そしてそのレストランへの野菜の取引の契約書を作ることが
私の、横浜ホールディングでの最後の仕事になった。
今まで、たくさんの契約書を作ってきた。
小さい契約書から、大きな取引のものまで。
でも、この契約書を1番神経を使って製作した。
抜け道がないように。
「どんな事が起こっても豪が損をしないように」
作り上げたつもりだ。