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田園シンデレラ
第6章 レ
契約書の確認を終えて
石島さんに最終確認をしてもらおうとプリントアウトして
席を立ったところで
廊下がざわついているのに気がついた。
「何かあったの?」
廊下側に席のある後輩に顔をしかめて確かめたら
外食営業部のドアが開いた。
「豪・・・?」
スーツに身を包み
私が最後に見たときよりも髪を短くカットしていた。
その髪を見たこともないように綺麗にセットして
スーツを着ても隠しきれないその大きな身体から
熱いオーラを解き放って
ゆっくりと部内を見渡した。
私を見つけるとじっと見つめられて身体が熱くなる。
周りのざわつきなんか耳に入らないかのように
ゆっくりと私に向かって歩いて来る。
私もそこから一歩も動けなくなった。
ほんの。ほんの数日見なかっただけなのに。
豪がいないと、私の1日が無意味のようで
むなしく感じられる。
「豪」
小さくつぶやいた、その言葉に、豪がピクリと反応した。
音もなく、その場に立ち尽くしている私の目の前に来て
ゆっくりと立ち止まった。
石島さんに最終確認をしてもらおうとプリントアウトして
席を立ったところで
廊下がざわついているのに気がついた。
「何かあったの?」
廊下側に席のある後輩に顔をしかめて確かめたら
外食営業部のドアが開いた。
「豪・・・?」
スーツに身を包み
私が最後に見たときよりも髪を短くカットしていた。
その髪を見たこともないように綺麗にセットして
スーツを着ても隠しきれないその大きな身体から
熱いオーラを解き放って
ゆっくりと部内を見渡した。
私を見つけるとじっと見つめられて身体が熱くなる。
周りのざわつきなんか耳に入らないかのように
ゆっくりと私に向かって歩いて来る。
私もそこから一歩も動けなくなった。
ほんの。ほんの数日見なかっただけなのに。
豪がいないと、私の1日が無意味のようで
むなしく感じられる。
「豪」
小さくつぶやいた、その言葉に、豪がピクリと反応した。
音もなく、その場に立ち尽くしている私の目の前に来て
ゆっくりと立ち止まった。