この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
嘘でもいいから
第7章 好きになってごめんね
私はそっと想さんの手を
振りほどくと…自分のスマホを
手に取り想さんに渡した。
戸惑いながらも画面を見つめる
想さんに私は続ける…
「処女ってそんなに特別ですか?
社会人になって…21歳でって…
おかしいですか…?
私はそんなこと無いと思ってます。
でも…なんで私ばっかり
なんでこんなことでこんな思いを…」
「優花ちゃん…ほらまた…」
想さんは私の隣の席に移動すると
スマホをテーブルに置き
また流れてきた涙を
おしぼりでちょんちょんと拭いてくれた。
優しい瞳…その瞳が
今までで一番近い距離で揺れている。
「想さん…
私、想さんが好きなんです。
もう止められないくらい…
なんで想さんは
優花さんのものなんですか…?」
振りほどくと…自分のスマホを
手に取り想さんに渡した。
戸惑いながらも画面を見つめる
想さんに私は続ける…
「処女ってそんなに特別ですか?
社会人になって…21歳でって…
おかしいですか…?
私はそんなこと無いと思ってます。
でも…なんで私ばっかり
なんでこんなことでこんな思いを…」
「優花ちゃん…ほらまた…」
想さんは私の隣の席に移動すると
スマホをテーブルに置き
また流れてきた涙を
おしぼりでちょんちょんと拭いてくれた。
優しい瞳…その瞳が
今までで一番近い距離で揺れている。
「想さん…
私、想さんが好きなんです。
もう止められないくらい…
なんで想さんは
優花さんのものなんですか…?」