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嘘でもいいから
第7章 好きになってごめんね
「お待たせしました…」


「うん…」


相変わらず2人は言葉少なだったけど…


その瞬間は突然やってきた。


私が部屋に戻った途端に
証明はベッドサイドのランプだけに
パチっと切り替わり…


立ち上がった想さんが
私を強く抱きしめた。


恐る恐る
想さんの背中に腕を回すと
思ったよりも堅い背中…

そして私のお腹には
熱くて硬いものが触れている。


「優花ちゃん、時間切れだよ…
もう戻れない…」


私はその言葉に応えるように上を向き
想さんの唇を待った…
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