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第9章 重大な間違い

私は隼人の手を振りほどき走り出した。


するとお店の外に出た私の姿を見て
想さんが先に歩き出し…


私は小走りで
その後を追うことになった。


「優花ちゃん…
今日はこのまま送っていくよ」


「え…どうしてですか？
隼人のこと…ですか？
私たち、何も…」


「いや、関係ないよ。
ちょっと疲れてるんだ…ごめん。
今週はもう迎えに来るのもやめる」


どんどん歩いて行ってしまう
想さんの前に
私は慌てて飛び出した。


「どうして…そんな…」


情けないけど、泣きそうだ…