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嘘でもいいから
第9章 重大な間違い
「今日はどこに行くんですか?
私、とっても楽しみにしてました」


「軽く飲んでからホテルに行こうか。
ホテルは予約してあるから…
店は焼き鳥屋だけどいい?」


「はいっ、大丈夫です」


楽しく食事をし…
すぐ近くだというホテルに向かう。


予約してあると言うし、
前がそうだったし…
普通のシティホテルだと
信じて疑わなかった私は驚いた。

しばらくして見えてきたのは
ラブホテルだったのだ…


しかも部屋に入った途端
私は言葉を失った。
知識の無い私でもわかる…


そこは、Xの形をした磔台や
四隅に手枷足枷付きのベッドがある
いかがわしい雰囲気の部屋だった。
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