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嘘でもいいから
第9章 重大な間違い
すごく好きな人と一緒にいられて
本当に幸せだけど。

この関係はいつまで続くのだろう…

そんなことを考えながら歩き、
想さんの家が近付いたところで
あっ…と彼が声を上げた。


「駅前のクリーニング店で
取ってきたいものがあったんだ…
これで入っておいてくれる?」


手の平にキーホルダーの付いた
家の鍵が乗せられた。


「あ、私も行きます…!」


「そんなフラフラで行かせられないよ。
優花ちゃんは先に行って休んでて。
眠たかったらベッド使っていいから」


恥ずかしいけど想さんの言う通りだ…
想さんの言葉に甘えて
私は一人で彼の住むマンションに向かう。


すると、部屋の前に
一人の女性が立っているのが見えた…
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