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嘘でもいいから
第10章 あの小さな手〜想side〜

その時聞いた話と、大人になってから
推測した話を合わせるとこういう事だ。
若かった母さんは
タチの悪い男に惚れて…
その男は母さんの身体に傷を付けて
悦びを得るような奴だった。
街中でそれを見掛けた父さんは
放って置けず、母さんの相談に乗り
男と何度も話し合い、時には殴られ…
多分、金も払ったりして
やっと母さんを自由にしたらしい。
そして2人は愛し合うようになった。
そこまでは良かったが…
問題なのはその後。
父さんと暮らし始めた母さんを
探し当て、男は家に上がり込み
何度か母さんと関係を持った。
その時の母さんの心理は
俺にはわからない。
そして母さんの腹に俺ができて…
それを男に話したら…
そのクズみたいな男に
今度は母さんの方が捨てられた。
推測した話を合わせるとこういう事だ。
若かった母さんは
タチの悪い男に惚れて…
その男は母さんの身体に傷を付けて
悦びを得るような奴だった。
街中でそれを見掛けた父さんは
放って置けず、母さんの相談に乗り
男と何度も話し合い、時には殴られ…
多分、金も払ったりして
やっと母さんを自由にしたらしい。
そして2人は愛し合うようになった。
そこまでは良かったが…
問題なのはその後。
父さんと暮らし始めた母さんを
探し当て、男は家に上がり込み
何度か母さんと関係を持った。
その時の母さんの心理は
俺にはわからない。
そして母さんの腹に俺ができて…
それを男に話したら…
そのクズみたいな男に
今度は母さんの方が捨てられた。

