この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
嘘でもいいから
第10章 あの小さな手〜想side〜
優花と別れたのは
4歳の誕生日の頃だ。
あの楽しかった日々も
忘れているのが普通なんだろうか。
近付いてきている
優花の21歳の誕生日。
俺にできることは何か…
とりあえず
優花に誕生日の予定を訊いてみると、
今は恋人もいなく、一人で過ごす
予定だと言うことだった。
恋人がいるのかどうか…
それはもともと気になっていたが
ずっと聞き出せずにいた。
そして恋人がいないと聞いて
俺は小さくガッツポーズする
くらい嬉しかった。
いや、兄としてな…
そして俺はまた嘘を重ねる。
家族4人で最後に行った
あの想い出の遊園地に
優花を誘ったんだ。
4歳の誕生日の頃だ。
あの楽しかった日々も
忘れているのが普通なんだろうか。
近付いてきている
優花の21歳の誕生日。
俺にできることは何か…
とりあえず
優花に誕生日の予定を訊いてみると、
今は恋人もいなく、一人で過ごす
予定だと言うことだった。
恋人がいるのかどうか…
それはもともと気になっていたが
ずっと聞き出せずにいた。
そして恋人がいないと聞いて
俺は小さくガッツポーズする
くらい嬉しかった。
いや、兄としてな…
そして俺はまた嘘を重ねる。
家族4人で最後に行った
あの想い出の遊園地に
優花を誘ったんだ。