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嘘でもいいから
第12章 好きになってごめんね〜想side
それに…優花は何に関しても
否定的なことを言わないからな。

初めての食べ物でも
楽しそうに…嬉しそうに…
口に運ぶ優花を俺は見守っていた。

本当に思ったよりは元気そうだな…


そう思った時、突然着信音が鳴った。
優花がマナーモードにし忘れたらしい。

慌てて確認する優花だったが
その顔がみるみる強張っていく…


「優花ちゃん…?」


すると優花は
子供のように声を上げて泣きはじめた。


「…っ…想さん…
私の話を聞いて下さい…」


泣きじゃくる優花をなんとか
落ち着かせたけど…
その後の優花の台詞に
今度は俺が激しく動揺させられた。
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