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第12章 好きになってごめんね〜想side

優花は、先週の金曜日の夜
向井と本当は何があったのか
話し始めた。

俺はその光景を思い浮かべただけで
鳥肌が立った…


まだ穢れを知らない美しい身体を
俺の知らない男に剥かれ
多分、その身体を開かれ…
そこで打ち捨てられる優花。

しかも、そいつの嫁は妊娠中で…
優花のことはまるっきり
遊びだったらしい。


あぁ、マジで…
向井と会ったら
俺は何をしてしまうかわからない…


そんな俺に優花は
さっき見たスマホの画面を差し出した。

これ以上何があるって言うんだ？
それは、優花の友達が優花についての
下品な噂を心配するメール…


【……そしたら鈴木さんが
今年入社の処女の子でしょ？
って言ったんだよ。
……他の営業さんもそのこと
知ってるみたいで…】