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嘘でもいいから
第14章 重大な間違い~想side~
理由の一つ目は
一人で頭を冷やしたかったこと。
そしてもう一つは
会社の前で
あんな騒ぎを起こしてしまった俺が
また毎日の様に同じ場所に立つことは
優花にとってマイナスだと思ったからだ。
その代わり…
金曜の夜はホテルを予約して
朝まで一緒に過ごす約束をした。
お前の全てを俺のものにしたいんだ。
あんな男のことは
俺が忘れさせてやる。
セックスなんか出来なくても
俺だけが
お前に出来ること全部で
お前を
俺だけのものに…