この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
嘘でもいいから
第15章 嘘でもいいから

来年…?
そっか…想さん
私のもう一つのわがままも
聞いてくれたんだ…
嘘でもいいから…
「はい!
来年は私がお迎えするので
想さんは時間通りに来てくださいね?」
「どうかな~
俺が何時に来るかわからないから
優花ちゃんは3時間前くらいには
来ておかないといけないんじゃない?」
「え〜っ?!」
今までに見たことが無いような
明るい笑顔で
想さんが差し出してくれた右手に…
私はそっと左手を絡めた。
今日は2人だけの優しい嘘をつく日。
共犯になってくれるんですね、想さん。
私たちは手をつなぎ
あのゲートを一緒にまたくぐっていた。
そっか…想さん
私のもう一つのわがままも
聞いてくれたんだ…
嘘でもいいから…
「はい!
来年は私がお迎えするので
想さんは時間通りに来てくださいね?」
「どうかな~
俺が何時に来るかわからないから
優花ちゃんは3時間前くらいには
来ておかないといけないんじゃない?」
「え〜っ?!」
今までに見たことが無いような
明るい笑顔で
想さんが差し出してくれた右手に…
私はそっと左手を絡めた。
今日は2人だけの優しい嘘をつく日。
共犯になってくれるんですね、想さん。
私たちは手をつなぎ
あのゲートを一緒にまたくぐっていた。

